理想の高齢者向け住宅について思う

叔母が10年ほど前から高齢者向け住宅に住んでいる。自宅もあるのだが、叔父が亡くなった後はそこを長男夫婦にゆずり、自分は悠々自適な生活だ。倒産したホテルを改装した住宅なのでコンパクトながらプライバシーも保たれて叔母は満足そうだ。食事はかつてのレストタンで決められた時間ないであれば自由。誰かと食べても良いしもちろん一人だってかまわない。叔母は自由な性格なので一人で気ままに食べてるようだ。風呂は部屋にユニットバスがついているが、館内の大浴場(温泉)にも入り放題だ。ホテルだった館内は全館暖房なので寒気に当たることも、基本的にはない。

僕は叔母の老後を、ひとつの理想だと思っている。僕も61歳になり、老後が視野に入ってきている。この先どこで最期を迎えるのか、少しづつ意識するようになってきた。
子供と同居するのも良いだろうが、叔母のような自適な生活も魅力的だと思う。
誰にも気を遣うことなく、読書や、音楽を心行くまで楽しみ、散歩をして自然を愛で、ゆっくりと人生を振り返りながら暮らすのも良いのではと思う。
半面、あまりに世俗を捨てた生活を味気ないのかなぁとも思ったりする。
老人向け住宅とはその両方をかなえてくれるのが理想かもしれない。贅沢な話だが。