まさか発泡スチロールが我が家の夢を守ってくれるなんて!
念願の4kテレビが我が家にやってくることになりました。その日は、家族で家電量販店に4kテレビを買いに行き、自分達の引取りでテレビを持ち帰りました。その時、ダンボールから流れる発泡スチロールの匂いが、なんか懐かしく感じました。
慎重に車の中に運び、倒れないように父ががんじがらめにテレビを掴み、弟はそれを見守りました。私は粗相がないように、安全運転で車を走らせました。
そして、自宅に到着し、テレビを家の中に入れようとした時、テレビの前方を持っていた父がつまずき、「ガシャ?ん」とテレビごと倒れ込みました。
「オヤジ?、大丈夫か?!」
「大丈夫」
「そうじゃなくてテレビ!」
一瞬、暗雲が立ち込み、いゃ?な空気に包まれた。
とりあえず、テレビを持ち上げて、家の中にはいってテレビを確かめてみたら、なんと無傷なのです。念のため、コンセントに繋いで、電源をオンにしたら、無事テレビはつきました。
どうやら発泡スチロールが4kテレビを守ってくれたようです。
こんな軽くて弱々しい、白い発泡スチロールが「あの衝撃からテレビを守ってくれるなんて」と染み染みと思いました。
ですが、発泡スチロールの角は粉々に砕け散っていて、まさに名誉の負傷です。
発泡スチロールさん、我が家の夢を守ってくれて本当にありがとう!