三月のライオンというマンガの感想

manga17 三月のライオンというマンガがあります。
 これがすっごく面白いのです!

 内容は将棋漫画なんですが……これ、将棋漫画の皮をかぶった少女漫画なので、実質将棋のバトルシーンはほとんどないです。
 日常ハートフルストーリーです。

 思うんですが、単なる日常を描いて面白いっていうのはすごく希少価値ですよね……。
 もちろん将棋マンが主人公なので、普通の日常ではないのですが。

 三月のライオンというのは、ぼっちで将棋棋士の高校生が主人公です。
 そういう主人公が、身も心もぼろぼろになっているとき、和菓子屋の三姉妹と出会います。

 とある事情で父親がおらず、母親は病死し、祖父と一緒に穏やかに懸命に日常を生きる三姉妹が、猫を拾うように(笑)主人公を拾います。

 そして身も心もぼろぼろだった主人公は、三姉妹によって拾われ(笑)、美味しいご飯を毎日いただいているうちにすっかり懐きます。

 彼らのために何でもしよう! と思うようになるのです。

 懐いた主人公は三姉妹のために色んな問題に共同でぶつかって解決しながら、将棋マンとしてどんどん出世していくのですが……というマンガです。

 現在、三姉妹の実の父親(クズ)が出てきたところ。
 いや、この父親がドクズでしてね~。

 三姉妹の母親が妊娠しているときに浮気して家を捨てて逃げて挙句の果てに困った事態が持ち上がったから三姉妹を頼ってきた、という人。
 三姉妹は善人なので、こういうドクズには弱いのです。
 だって父親なので。困っているので。困っている人を見捨てるのか、とか言われると強く主張できないのです。

 そこで出てくるのが主人公。
 ズバズバ言いまくって父親を撃退します。

 助けられたから、助けたい。
 情けは人のためにならず、を体現した、とても心温まる物語です。是非一読あれ。