震災後の大学で行われた建築工事

kouji17私は大学時代、仮設校舎で授業を受けていたことがあります。震災のあった場所で、その年に入学した生徒は、仮設校舎で学んでいました。仮設とはいっても、しっかりとした建物で、窮屈さを余り感じませんでした。その間、元の校舎は建築工事が行われるのです。

完成予定図がキャンパスに提示され、立派な建物になることが予想されました。元の形は殆どなく、その技術を見たいと思っていました。仮設校舎に慣れたため、本来の校舎で学ぶということが不思議に思えました。先輩方は、これまであった建物がなくなり、仮設校舎の建築工事を見守っていたと思います。同時に、先生方も大学の校舎がどうなるか、関心が深かったことと思います。時間の経過と共に、一つずつ校舎が建てられていきます。在学中に全ての建築工事が終了し、仮設校舎とはお別れです。初めて見る校舎は、予想を遥かに上回る迫力を感じました。一歩入ると本当に美しく、教室が並ぶ様子、外が見える渡り廊下、自動販売機の設置など、胸が高鳴りました。建物に中庭があり、友人とそこで会話するようになりました。卒業するまでに、仮設校舎、新しい校舎と、どちらの空間でも過ごすことを体験しました。震災は二度とあってほしくありませんが、建築技術の素晴らしさを実感することができました。