滅びる事のない神社

神社終戦時まで、神社は国家および地方公共団体の管理や保護のもとにあったため、それまで国家公務員、あるいはちょほう公務員待遇で身分を保証されていた神職はいっきょに失業してしまった。
氏子や崇敬者をたくさん抱えた大きな神社ならばともかく、それ以外の小さな神社の神職は前途真っ暗となった。
しかも、神国と信じていた日本が敗戦するという未曾有の状態である。岡民も疲弊のきわみにあり、敗戦後は食べていくのがやっとでお賽銭も期待できなかったのである。
だが、それは杞憂だった。民間に移行しても経営が苦しくてつぷれた神社など聞いたことはない。実際、戦後の日本はドン底の中からいちはやく経済的復興を成し遂げて、内実はともかく、今日では世界のトップクラスに位置していることはまぎれもない事実である。
神社界も1946年(昭和21年)、全国の神社関係者が結集して伊勢神宮を本宗とする神社本庁(包括宗教法人)を東京に設立。地方機関として各都道府県に神社庁を置き、管内の神社の小務をとり、
神道の宣布に当たっている。